宇宙

【ゾクゾクする話】やみつきになるもしもな科学の空想世界

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現代の悩みなんてどうでも
よくなる。誰もが一度は想像
したことのある、もしも的な
話し。

極限の世界を科学的に
検証、解説してみよう。

もしも木星に落ちたらどうなるのか?

・結論!
超低温から超高温まで高圧環境の
中を落ち続ける。

木星とは?

木星は太陽系最大であるとともに
最古の惑星であると考えられてい
ます。

地球の300倍以上の質量を誇る巨
体とその重力により、飛来する小
惑星や彗星から地球を守ってくれている
守護神的な存在なのかもしれない。

❕危険

一方で致死量の放射線を周囲数十
万キロにもわたって放ち、その表
層では風速100mを超えるような
風が吹きすさぶなど破壊神のよう
な側面を持つこともまた事実。

そのような木星の内部は一体どの
ようになっているのでしょうか?

表面を分厚い雲に覆われた木星の
内部構造についてはわかっていな
いことも多い。

 

実際に落下してみるのが手っ取り
早いでしょう。

これを見ている好奇心溢れるあな
たはもちろん落下してみたいです
よね?

”人間ミートボール化”不可避、超高温・高圧環境を落下

落下して楽しみたいですが、残念
ながら生身では落下を開始する前に
木星周辺の強烈な放射線を浴びてあ
なたは即死してしまいます。


木星の周りには、木星が持つ強力な磁場に
捕らえられ帯電した、放射線帯とよばれる
高エネルギーの粒子が飛び交っている領域
が存在します。

もし飛び込むなら特殊なスーツを着ていこ
う。

木星のようなガス惑星には固体の表面が存
在しない。

圧力が1気圧になる高さを表層面と考えるの
が一般的。

 

そしていよいよここから木星中心まで落下
していきましょう。

中心部まではおよそ7万キロ。

落下し始めてまず目にするのは、
水素とヘリウムを主成分とした大気と
それに浮かぶアンモニアの氷の粒ででき
た雲。

温度は約マイナス145℃と極寒である。
風速100mを超える嵐によりあらゆる
方向に吹き飛ばされながら落下すること
になります。

 

しかし、地獄はまだ始まったばかりです。

温度も圧力も落ちるごとに上昇し続け、
50km落下した時点で圧力は5気圧、温度
は0℃。

150km時点では22気圧に150℃。

この付近が1995年にNASAの木星探査
機ガリレオが破壊された高度になります。


木星探査機ガリレオとは
1989年にNASAが打ち上げた木星探査機。

 

それでもなお環境は過酷になり、1000
kmまで落下する頃には5000気圧、20
00℃にまで上昇します。

風速100m以上の風もまだまだ続き、も
し特殊なスーツを着用していなければあな
たの全身は押し潰されこんがり焼けたミー
トボールのようになっていることでしょう。

 

しかしまだこれで70分の1です。

さらにこの先へ!

地球上では出会えない激レア物質!

さらに落下を続けると、高い圧力により
周囲の水素が、液体と気体の区別がつか
ない超臨界流体と呼ばれる状態になり始
めます。


超臨界流体とは
臨界点以上の温度・圧力下においた
物質の状態。
物質の温度と圧力がともに臨海以上
になると液体と気体の区別がつかな
くなる。

そして、1万kmほど落下すると、水
素の海から雨のようにヘリウムが析出
し、落下する様子が観察できるかもし
れません。

100万気圧、6000℃の世界では
物質はときに地球上では考えられない
ような振る舞いを見せます。

その最たるものが1万5000km落下
した先に存在します。

250万気圧、1万℃にまで到達した
その領域では、高すぎる圧力により電
子が水素の原子核から離れ、まるで金
属のように原子核の間を自由に動き回
るようになります。

落下する前に苦しめられた木星の強力
な磁場は、金属水素と呼ばれる状態の
対流運動により発生していると考えら
れます。


金属水素とは
水素が金属の特性を有する状態。
金属水素は「高圧物理学の聖杯」
とも呼ばれるほど、地球の科学者
たちが常に追い求めているもの。

 

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木星にはダイヤモンドが大量にある!?

木星の大気中ではダイヤモンドが
大量に存在する可能性があるのは
ご存じでしょうか?


木星大気では吹き荒れる嵐により
引き起こされた落雷の影響で、炭
素を含む物質が原子単位に分離し
水素と比べて重い炭素が大気の下
部に沈んでいった結果、高い温度
と圧力によりダイヤモンドが形成
されている可能性がある。

ダイヤモンドとなった炭素もまた
ゆっくりと大気の中を落下してい
きます。

 

木星の中心までおよそ半分、
約3万5000km落下すると10
00万気圧に到達し、そこでは
すぎる温度と圧力によりダイヤモ
ンドが溶けて液体になってしまう
と考えられています。

 

木星内部ではダイヤモンドでさえ
永遠ではないのです。

 

スマホがナビゲートをしてくれる
最新型の望遠鏡。ゲーム感覚で天
体観測ができる。

 

私はこれで土星や木星などを観る
のが好きです。
たまにUFO?みたいなモノも見え
ますよ。おススメです。

 

木星のコアの正体

このあたりから周囲の様子が変化
していきます。

金属水素の中に一部岩石や鉄、ニ
ッケルといった重い元素が混ざり
始めます。

何を隠そう、これが木星のコア。

周囲の金属水素にコアの物質がじ
んわりと溶け出しているようだと
表現されるように、落下するあな
たとっては徐々に重い元素の割合
が増えていく様子を感じるかもし
れません。


既存の惑星形成の理論を当てはめ
ても再現できず、一部の科学者は
木星の形成初期の段階に地球の1
0倍ほどの質量を持つ惑星と正面
衝突を起こしたためではないかと
考えています。

その説によると、衝突により乱さ
れた木星のコアは、46億年もの
年月が経過した後でもまだ落ち着
き切っていないというのです。

このあたりから徐々に濃くなって
くる重元素の海の中を落下し、合
計約6万7000km進んだ末に到
達したのが、半径3500km程の
コアの本体。

温度は2万℃~3万6000℃に
もなり、圧力は4000万気圧。

ここまで来れば木星の旅も終わり
が近いので頑張りましょう。

 

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いよいよ中心部へ。

そこは、液体ダイヤモンドの雨が
降りしきり、周囲は高圧物理学者
なら喉から手が出るほど欲しいは
ずの金属水素。

そして、太陽系初期の様子を探る
手がかりとなるかもしれない、金
属水素の層にまで広がる木星のコ
ア。

あなたは地球上では決して手に入
れることができないお宝に囲まれ
ることになるのです。

 

過酷な木星の内部への落下の旅は
ここで終わりですが、残念なこと
にあなたはここから脱出すること
も、誰かに連絡を取ることも叶い
ません。

そう、一度入れば抜け出せないの
です。

どうでしたか?ゾクゾクしました
か?

こんな怖い所に行くよりは、地球
から見て楽しんだ方がいいです。

けれど、いつかは自由に出入りで
きる技術ができる日が来るかもし
れませんね。

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