はてな
仮想通貨の価格はどうして変動するのか？
戦争リスクがあれば値は上がる！？
法定通貨が不安定だと値は上がる！？
ハードフォークは狙い目！？
仮想通貨同士は連動する！？
商品との連動は限定的！？
乱高下が激しく安定しない投機先として懐疑的
な見方も少なくない仮想通貨。
どうしてもハイリスクハイリターンというイメ
ージが先行している。
しかし、2013年から今に至るまでの動向を見て
いくと仮想通貨に与える事柄が分かるようにな
ってきた。
取引の不祥事が価格を下げる
仮想通貨の信頼性アップが急務！
法整備が進めば安定する見通しも
被害額の大きさで知られるコインチェックの
仮想通貨盗難事件など、ハッキングによる盗
難は仮想通貨に常につきまとうリスクのひと
つである。
メモ
580億円相当が瞬時に盗まれた
『コインチェック事件』
2018年1月26日、仮想通貨取引所の『coincheck』が
ハッキング攻撃を受けて580億円相当の仮想通貨
『NEMネム』が盗難された。
この事件が発生した原因はコインチェック社員が
第三者から送信されたメール内リンクを開いたこ
とによる『マルウェア感染』であった。
当時同社はNEMをホットウォレットで管理してお
り、この事態を引き起こした。
事件後、同社はネット証券大手、マネックスグルー
プの傘下で経営再建した
金とプラチナなどと緩く連動
意外な金相場と仮想通貨の関係
注視すべきは既存投資家の動向
共通点があると指摘されることも多い金(ゴールド)
と仮想通貨。
金相場と仮想通貨の相関を示す明確なデータは
報告されていないが、ビットコインと金の変動
相場を比較してみると、ビットコインの変動幅
が急拡大した頃に金の変動幅の最大値がそれ以
前に比べてやや低下している。
あくまで推測だが、金の投資家が短期的な収益
機会を求めてビットコイン市場に流れたとも想
定される。
逆に言えば金相場の変動幅が低い状況が続いて
いると、仮想通貨の価格は拡大するのかもしれ
ない。
傾向は緩やかだが、参考にはなるだろう。ちな
みに金相場が政治情勢に大きく左右されること
は念頭に入れておいた方がいい。
注意ポイント
大規模な紛争などが起こると、金相場は
高騰したり暴落したりと大きく変動する。
その変動幅は平時とは比べ物にならない。
戦争危機と国際社会イベント
国際的な事件は法定通貨に影響し
それが仮想通貨にも響いてくる
例えば、戦争危機が叫ばれるようになると
法定通貨や株に直接的な影響がでる。
今後は、仮想通貨に投資家が流れて高騰する
という事態も想定できる。
戦争だけでなく国際的なイベントも要注意だ。
東京オリンピックでの海外旅行者の需要を見
込んでDMMやメガネスーパー、ソフマップな
ど多くの企業がビットコイン決済を導入した。
現実的にはコロナ禍で思ったほど経済効果が得
られなかったが、投機目的ではないビットコイ
ンの認知の1つのきっかけとして大イベントの存
在は大きい。
このような動きは仮想通貨の信用度を高め、価
格を安定させる要因になるかもしれない。
新たなコインが登場すると上昇する
新コインは登場直後が狙い目！？
発行元の信頼度に要注意
新コインの誕生は軒並み市場を活性化させてきた。
ビットフライヤーの『Lisk』は、販売直後から
2300円台から3700円台まで高騰。
当時アメリカの大手取引所Bitterxでは31億ドルの
時価総額に相当すると評価も受けた。
2014年に生まれた日本のサブカルチャー発のコイ
ン「MONACOIN」は日本のインターネット上で利
用者を増やしていったが、2019年にコインチェッ
クに上場を果たすと、一時700円まで上昇した。
最近ではコインチェックがIEOを行い「パレットト
ークン」(PLT)を新規に発行。
7月に上場を完了したが、このたびのIEOでは2億3千
万枚のパレットトークンが売り出された。
価格は一枚当たり4.05円、総額9億3150万円の売り出
し価格に対して申し込まれた金額は224億5500万円と
24.11倍の抽選となった。
上場直後の価格は急騰し、一時46.129円まで上昇。
その後も一時94.8円まで高騰、反動で43.6円担った
後、78.5円まで戻すなど、乱高下。現在は50円前後
で推移している。
